なっちゃんとの京都 前編 (2)

なっちゃんとの京都 前編

京都に着いてからは、まずホテルに向かった。荷物を置いてレンタカーを返却するつもりだったがホテルがアーリーチェックインで対応してくれたので少し休憩することにした。

外資系ホテルだったので外人が多かった。そんな事はどうでもいいか・・・。まず無事に着けて良かったと思った。あと部屋が広く天井が高かったのも良かった。(閉所も苦手なので広い部屋にしておいた!が正だ)

このときのなっちゃんとの会話はあまり覚えていない。極度の緊張と安定剤が効いていたのだろう。では京都駅に車を返却しようと休憩は1時間ぐらいして出発した。任天堂本社を見て走ったのを覚えている。走りやすい感じがした。なっちゃんは「本当に大丈夫?」という顔をしていた。

レンタカーを返却してから二人でミーティングになった。今日は地下鉄も乗れなさそうと伝えた。なっちゃんは「良いよ、歩いて行こう」と言ってくれた。いま、思い返すだけでも涙が出る。私は嫌だって言われるかと思ったりしていた。信じてなかった訳ではない。自分に自信がなかったのだ。

お店に寄ったり3時間半は歩いたと思う。途中でうどん屋さんに入ったのだけれどとても上品な味だった。和菓子屋さんで団子も買ったりした。鴨川で写真を撮ってもらったりもした。今でも大事に取ってある。

何だかんだで夜になり、ホテルに戻った。なっちゃんが「明日行くところ決めてあげる!」と元気に言ってくれた。僕は疲れ切っていた。ホテルから近いところが良かったのと、地下鉄に乗りたくなかった。大まかにプランを作ってくれて、それで行こうとなった。でもやはり地下鉄には乗らないといけなかったのだ。

次へ続く